ADHDのための怒りのコントロール13:「変化ログ」で自分を変える方法
生きていると、嫌なことや嫌な人を避けて通ることはできません。そんな嫌なことと嫌な気持ちのまま付き合うよりも、自分のとらえ方を変えてみるとストレスが減るのではないでしょうか?
「変化ログ」ってなに?
だれにでも「苦手なこと」があります。「嫌な自分」を持っています。そんな自分を変えたいと思うことも多々あるでしょう。
でも、自分を変えるというのはなかなか難しいものです。
自分自身の事だけではなく、他人が絡むとなお難しくなります。
「苦手な人と付き合わなければいけない。」「嫌なことだけどやらなければいけない。」
では、「苦手な人」と付き合うのは100%嫌ですか?「嫌なこと」をすると何かメリットはありませんか?
「苦手な人」も付き合ってみると案外面白い人なのかもしれません。「嫌なこと」もやってみると自分を成長させてくれるきっかけになるかもしれません。
もし「苦手な人となかよくしたい。」「嫌なことにも前向きな気持ちで取り組みたい。」という気持ちが少しでもあるのなら、自分を変えることはきっとできますよ。
変わりたい自分を変えるための方法を整理するツールが「変化ログ」です。
「変化ログ」の使い方
変化ログには、次の項目を書きだします。
- 自分が変わりたいと思う事
- 変わるとどんなメリットがあるのか
- 自分が変わるためにできること
- いつまでに変える?
目標には期限を決めるので、成功できそうな小さなステップを書きだすようにします。
苦手な先輩がいます。厳しい人でいつも失敗を指摘されるのでその人を見るだけでも緊張します。でも、仕事の事はよく知っているから、話をすると勉強になります。時々やさしい言葉をかけてくれるので優しい人なのも分かっています。そんな先輩と、緊張しないで話ができるようになればいいなと思っています。
では、この先輩と仲良くなるための変化ログを書いてみましょう。
- 緊張しないで話ができるようになる。
- 仕事の知識が増える。もっと仲良くなれる可能性が出てくる。
- 笑顔で挨拶をする。話さなくても接点を持つようにする。指摘されたことはすぐに修正して報告する。「大丈夫、先輩は優しい人だ。」と自分に言い聞かせる。
- 来月の飲み会までに!
目標が達成できなければ、期限を延ばしたり、方法を変えてみましょう。成功したら、「成功ログ」として、記録に残しておきましょう。
そして、できた自分を思いっきり褒めてあげましょう!
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