ADHDの怒りのコントロール18:不安を怒りにかえない方法
不安は怒りの素になる感情です。不安は精神状態を不安定にし、イライラした気持ちを作り出してしまいます。不安は不安のままにせず、分析して解決策を考えてみましょう。
不安ログチャートで不安を分析してみよう
不安は漠然としているほど大きく感じるものです。不安になっている出来事に対して、自分がどんな行動をとれるのかを冷静に分析してみましょう。
不安ログチャートは次の手順で書いていきます。
- 起こった出来事を重要か重要ではないかに分ける
- 解決できるか解決できないかに分ける
- 解決できるなら解決方法を考える
- 解決できないなら気にしないようにする
たとえば、あなたの彼があなた以外の女の人と歩いているのを見たという情報が入りました。
彼があなた以外の女の人と歩いていた可能性がある
それは、あなたにとって重要なことですか?重要ではないことですか?
重要だと思うとき
「私以外の女と歩いているなんて、浮気!?許せない!」
そう思うなら、重要度はあなたにとって高いのでしょう。では、それについて解決策をとることが可能ですか?不可能ですか?
可能だと思うのなら、どんな方法で解決しますか?
「あなたが女の人と歩いているのを見たという人がいるんだけど、本当なの?」
ストレートに聞いてみることにしますか?でも、感情的にならないでくださいね。怒りは伝染しますから、喧嘩になってしまうかもしれませんよ。
「仕事関係の人かもしれないし、女の人と歩くくらい仕方がないのかも。食事をしていたとかなら問いただしてもいいかもしれないけど、歩いていたかどうかなんて、聞くのも変だよね。」
そんな風に思うのなら、受け入れてしまいましょう。あまり気にしないことです。
重要ではないと思うとき
「女の人と歩くくらい、別にいいじゃん。」と気にしないという人も、そのことについて解決することができるのかどうかを考えます。
「機会があったら浮気してないよねーって冗談っぽく聞いてみようかな。たまにやきもちを焼いているそぶりを見せるのもいいかも。」という解決策をとってもいいかもしれません。
「女の人と歩くくらい別に大したことじゃない。それについてあれこれ言うのもばかばかしい。」というのなら、忘れてしまいましょう。
スポンサードリンク