ADHD力向上委員会

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ADHDの特徴が社会からのドロップアウトを招いてしまう

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ADHDの特徴が社会からのドロップアウトを招いてしまう

ADHDの特徴のため、成績が伸び悩んでしまい留年や退学を余儀なくされる。社会適応できずに転職を繰り返す。家族からの信頼を失い離婚に至る。ADHDの特徴に適切な対処をしないでいると、社会からドロップアウトしてしまう可能性がとても高くなるのです。

 

ADHDと学校

ADHDは知能指数が低いわけでもないのに学校の成績は振るわないという人も多いのです。忘れ物や提出物の期限が切れてしまう、居眠りや集中できずぼんやりとしていて授業態度が悪いと評価されることもしばしばです。

 

ADHDは先生の話をただ聞くという単調な授業では集中できなくなり、先生が何を話しているのか理解できなくなってしまうのです。嫌なことは後回しにしてしまうので、提出物の期限を守れない、また、ワーキングメモリーが小さいせいで提出物の存在すら忘れてしまうこともあるでしょう。

 

アメリカの調査では、ADHDの50%が高校時代に留年し、大学に入学しても無事に卒業できるのはわずかに5%だという結果が出ています。アメリカは、入学しやすく卒業しにくい教育環境なので、この結果はそのまま日本人に当てはめることはできません。

 

日本の学校は、学生が留年や退学に至らないようにそれなりにサポートしてくれます。ぜひ学生の間にADHDであることに気付き、自分の特性に向き合い対処するすべを身に着けたり適切なサポートをうけてほしいと思います。

 

ADHDと仕事

ADHDは仕事を先延ばしにしたり、期限を守れなかったり、うっかりミスが多くなったりし、会社で上手く行かないことが多くなります。失敗が続き人間関係にも摩擦が生じ、会社に居づらくなってしまうことも多いでしょう。

 

また、何か問題が起こった時にADHDは諦めが早く、「リセットしてやりなおそう!」と安易に転職を考えてしまうのです。

 

転職をしても、自身の問題に向き合って修正しないでいると、同じ失敗を繰り返してしまいます。その度に転職を繰り返していては、履歴書に短期間で仕事についてはやめているという履歴が残るだけです。社会的な信用と自分自身への自信を失ってしまうでしょう。

 

ADHDが仕事を続けて行くためには、職業選択が重要です。事務や機械操作、車の運転に関係するような仕事は避け、自分のペースでできる仕事や、一つの事に没頭できる仕事、身体を動かすような仕事を選択したほうがよさそうです。

 

ADHDと結婚

ADHDのパートナーは苦労が大変多いと思います。片付けができない、頼んだことをやってくれない、お金の管理ができないなど問題行動が多いのに、些細なことでカッとなってことあるごとに暴言を吐く・・・。これでは、どんなに愛情があっても関係性に亀裂が入ってしまいます。

 

ADHDの離婚率は高く、また、結婚と離婚を繰り返す確率も高くなります。

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