ADHDが長文を保むのが苦手な理由と改善策
ADHDの人の中には、長文を読んで内容を理解するのが苦手な人がいます。読んでいる場所が分からなくなる、意味を読み取ることができないなど、理由は様々です。学生の間は問題を読み解くのに苦労します。大人になってからは、文章での伝達を正確に理解できずに困ることがあるのではないでしょうか。
読んでいる場所が分からなくなる
たくさんの文字が並んでいると、自分がどこを読んでいるのか分からなくなってしまうことは無いでしょうか。
ADHDは空間認知能力の低さや注意力が低下しているせいで、自分が注視している場所を見失いやすいのです。
10㎝くらいの定規やしおりを今読んでいる文章に当ててみると、文章の途中で読んでいる場所を見失いにくくなります。
文章の趣旨が分からない
文章の意味を読み取れず、読み終わってから「何が書いていたんだっけ?」と思うことがよくあります。
注意が続かないため文章を読んでいる途中で違うことを考えてしまっているのかもしれません。
文章を読んでいるときに「誰が」「なにをした」「どんな理由で」といったポイントになる文章に色のついたペンでアンダーラインを引いていくとよいですよ。もう一度読み返すときに、文章の内容を整理しやすくなります。
読んでいる途中で内容を忘れる
これもやはり、文章に集中できずに起こる現象です。
同様に、ポイントになる文章にアンダーラインを引きながら先にさっと目を通します。大まかな内容を頭に入れてしまってからもう一度じっくり読むと頭に入りやすくなります。
物語なら、相関図をかきながら読むなど、具体的な視覚情報に変換しながら読むのもいいかもしれません。
大事な内容なら、内容を他の人に確認したほうがよいかもしれません。間違えて解釈していたら、修正してもらえるでしょう。
ちなみにこのブログは、文章が苦手な人のために、ポイントとなる文章を太字にしています。文章を読むのが苦手な人は、太字だけ拾ってもらえると、大体内容が理解できるようになっています。
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