ADHDのための仕事の締め切りを守る方法
ADHDは面倒な仕事を後回しにしがちで、仕事にかかる時間の見積もりが甘いため仕事の締め切りを守れないことがあります。仕事の締め切りが守れないと信用にかかわります。仕事を締切に間に合わせるためには工夫が必要です。
仕事にかかる時間を見積もる
一つの仕事にかかる時間を見積もるのは、締め切りを守るために最も必要なことです。ここで重要なのが、時間を見積もる時には自分が考えているよりも長く時間を設定することです。
数日単位かかるのであれば+1日、数時間単位かかるのであればつ+1時間といったように、「こんなに?」と思うくらい余裕をもって計画を立ててよいのです。余った時間は自分へのご褒美なのですから。
仕事を細分化する
大変な仕事ほど億劫になってやりたくなくなってしまいますよね。ADHDはすぐに仕事を後回しにしてしまいます。
ADHDは見通しを立てるのがとても苦手です。その為に、仕事が余計に大変に思えてしまうのです。
ここで仕事の要素を細分化してみましょう。仕事に必要な工程をメモに書き出すのです。
たとえばあなたがお弁当屋さんで働いていて、11時30分までに100人分の幕の内弁当を作らなければいけないとします。
- 一つあたりどれくらいのコストをかけるか決める
- メニューを決める
- 必要な材料を決める
- 買い物に行く
- つくる順番を決める
- 材料を切る
- 調理する
- 弁当箱に詰める
メモにリストアップしていけば、自分がやらなければいけない仕事が分かります。人に手伝ってもらうときも、明確に仕事を頼むことができるでしょう。
やる気スイッチを入れる
そして大切なのがやる気スイッチを入れることです。やる気スイッチを働かせるためには、想像力が必要です。
仕事が終わらなかったらどうなる?
- お昼の時間に間に合わないとお弁当は売れない
- 材料が無駄になる
- 多額の損失が出る
- お客さんが離れて行く
- 売り上げが下がる
- お店がつぶれる!
- 失業!!
仕事をやり終えたらどうなる?
- 売り上げが上がる
- お客さんが喜んでくれる
- リピーターがつくかも
- 売り上げが上がるかも!
- 給料が上がるかも!!
仕事を今すぐはじめなかったときのデメリットと、仕事をすぐに始めた時のメリットを比較すると、やる気スイッチが入りませんか?
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