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ADHD力向上委員会

ADHDを楽しく生き抜くためのブログです

ADHDは遺伝するの?私の子どもはADHDになるの?

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ADHDは遺伝するの?私の子どもはADHDになるの?

自分がADHDだと診断を受けた時、親の行動を振り返ると親もADHDではないかと疑ってしまう。子供がADHDだと診断され、話を聞いているうちにすべて自分ともあてはまると気が付いた。こういったことはよくあるのです。では、ADHDは遺伝性の病気なのでしょうか?

 

遺伝性の病気ってなに?

遺伝性の病気というのは、遺伝子や染色体の異常によっておこる病気です。両親の持っている遺伝子によっておこる場合と、両親の遺伝子とは関係がなく、卵子や精子の染色体や遺伝子に突然変異が原因になる場合があります。

 

遺伝性の病気には、染色体の異常が原因になる染色体異常、単一の染色体の異常が原因になる単一遺伝子疾患複数の遺伝子と環境の相互作用によっておこる多因子性疾患があります。

 

ADHDは遺伝するの?

ADHDは多因子性疾患に分類されます。というよりは、ほとんどの病気が多因子疾患だといえます。人は生まれながらにして「がんになりやすい体質」「糖尿病になりやすい体質」「アレルギー体質」といったようにかかりやすい病気の素因を持っています。かかりやすい病気の素因を決めるのは、遺伝子の配列です。

 

しかし、がんにかかりやすい体質の人が必ずがんにかかるとは限りません。糖尿病もアレルギーもすべて同じです。がんにかかりやすい体質でも、発癌性物質をできるだけ取らないように気を付けるなどの努力、またはまったくの偶然でがんにかからずに一生を終える可能性も充分にあります。反対に、喫煙、飲酒、不規則な生活をしているとがんにかかるリスクを高くしてしまいます。

 

ADHDも前頭前野や尾状核の働き方や、ドーパミンの働きに関係のある遺伝子にADHD特有の型を持っていて、その遺伝子は受け継がれていく可能性はあります。でも、同じような脳を持っていても、生活環境によってADHDの特徴の現れ方はずいぶんと変わってくるのです。

 

また、両親が糖尿病だからと言って生まれてくる子供全員が糖尿病にかかりやすい体質を受け継いでいるわけではありません。ADHDも、親がADHDだからと言って必ずしもADHDの子どもが生まれるというわけではありません。

 

兄弟間でADHDの一致率は25%~35%です。遺伝子が同じであるはずの一卵性双生児では55%~92%、両親ともADHDの場合、子供がADHDである確率は20~54%です。

 

全くADHDの素因のない家庭でADHDの子どもが生まれる確率よりは、ADHDの家系にADHDの子どもが生まれる確率の方が高いのは事実だといえるでしょう。

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