ADHDが飽きっぽいのはなぜ?飽きっぽいと何が困る?
ADHDが飽きっぽいのはなぜ?
集中を持続しておくことが苦手だから
ADHDは注意力や集中力のコントロールが苦手です。長期間かかる仕事に、最初から最後まで一定のレベルで集中力を持続させるということは、ADHDにとってはとても難しいことになります。
はじめる時はやる気があっても、単調な仕事が続くとすぐに飽きてしまい、他の事に注意がむいてさらに時間がかかってしまいます。
見通しを立てることが苦手だから
長時間かかる仕事をどうやって進めていき、どれくらいの時間がかかるのか。そう言った仕事に対する見通しを立てるのは、ADHDにとってはとても苦手な分野です。
いつ終わるかもわからない、単調な仕事は、集中力を持続させていることが苦手なADHDにとってとても苦痛な仕事なのです。
覚醒レベルが低いから
ADHDは覚醒レベルが低い人が多く、刺激が少ないとすぐに眠たくなってしまいます。眠たくなるとますます集中出来なくなり、仕事がなかなか進まなくなります。
諦めが早いから
仕事を始めた時は「絶対完成させるぞ!」と強い気持ちがあるのですが、その気持ちを持続させておくことが難しいのです。その結果諦めが早くなり、もう少しがんばればなんとかなることでもさっと手を引いてしまう傾向があります。
飽きっぽいと何が困る?
授業が頭に入らない
ADHDが最も苦労してきたことは、学校の授業です。じっと座って興味がわかない先生の話を聞いていると、眠たくなってしまうのです。多動性の強いADHDが小学校時代授業中席を立って動き回ってしまうのもこのためです。
授業内容が頭に入らず、成績が振るわない。いつも居眠りをしてしまうので授業態度が悪いと注意されてきた。そう言った経験はありませんか?
仕事を完成出来ない
学生の間は成績が悪いなど結果が自分の身に降りかかることだけなのですが、社会人になるとそうはいきません。事務仕事は単調な仕事が多いものです。集中力が途切れ、眠たくなり、仕事が進まない。内容もミスが多い。これでは、他の人に迷惑をかけてしまいます。
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