ADHDの長所「ひらめき力」を活かせないのはなぜ?なぜ困るの?
素晴らしいアイデアを次々と思いつくのはADHDの素晴らしい長所です。でも、素晴らしいアイデアを形にするために、綿密な計画を立てるのはADHDにとってはとても苦痛な作業。嫌な作業をしているうちに、自分のアイデアに飽きてしまいます。
ADHDの長所「ひらめき力」を活かせないのはなぜ?
企画ができない
素晴らしいアイデアを自分一人で実行するのならよいのですが、仕事であったり他の人の協力が必要であれば、企画を立てなければなりません。自分のアイデアを相手に伝え、実行するまでの段取りや必要な経費、実行した時に期待できる効果の予測をたてる・・・。アイデアを実行するためには、いくつかの準備が必要です。
ADHDは見通しを立てるのがとても苦手です。そのため、アイデアを実行するための計画を立てるのはとても難しい課題になります。
アイデアが実行するまで、いくつのハードルをクリアしなければいけないのか、そのための労力やかかる時間を見積もるのも苦手です。ADHDにとっては、「果てしなく面倒な仕事の山」としかとらえられません。
結局言い出してみたものの、「難しいからやめよう」とあきらめてしまうことも少なくありません。
すぐにできないと飽きる
思いついたアイデアは、すぐに実行したくなります。でも、実行するまでには企画を立てて準備をして…、といくつかの越えなければいけないハードルがあって、実行までには時間がかかるものなのです。
ADHDは飽きっぽく、すぐに実行できないと自分のアイデアでさえすぐに魅力を感じなくなってしまいます。そのうちに、新しく思いついたアイデアの方に夢中になってしまうのです。
勝手に進めてしまう
後先を考えないで行動してしまう可能性もあります。行動力があるのはとても良いことなのですが、仕事となると話は別です。上司に相談なく話を進めてしまって後で起こられてしまうこともあります。
「ひらめき力」を活かせないとなぜ困るの?
責任感が無いと思われる
とてもいいアイデアを思いついても、言いっぱなしで面倒なことは人任せになってしまったり、投げ出してしまうようなことが続くと、「責任感が無い」「いい加減な人だ」と思われてしまいます。
組織の秩序を乱してしまう
仕事はたくさんの決まりごとがあります。言いっぱなしで何もしない、相談しないですすめてしまう、こんなことが続くと、「組織の秩序を乱す問題のある人物」と思われる可能性があります。
スポンサードリンク