ADHDは依存症に要注意!!
ADHDは依存症になる人がとても多いのです。タバコ、お酒、ギャンブル、買い物、ゲーム、薬物・・・。世の中には依存症の原因になるもので溢れています。ADHDはそれらの依存の対象になるものにはまりやすく、健康被害や経済的な破たん、最悪の場合は刑法に違反してしまう・命を落としてしまうケースも少なくないのです。
ADHDが依存症になりやすい理由
好奇心が旺盛だから
ADHDは刺激に弱く、新しいことにすぐに興味を示します。好奇心が旺盛なのはとても良いことなのですが、理性的な判断がとっさにできないADHDはこの好奇心があだとなってしまいます。
中学生が煙草に興味を持ってお父さんの煙草を吸ってみた。
これくらいならよいのですが、薬物など反社会的なものに興味を持ち、好奇心の赴くままに手を出してしまったら大変です。しかし、残念ながら海外ではADHDが薬物依存になる確率はADHDでない人よりも多いというデータがあります。
見通しが甘いから
ADHDは見通しを立てるのが苦手です。煙草もお酒も最初は少量から始めるでしょう。はじめのうちは「これくらいなら大丈夫。」だと思っています。でも、依存物質に体が慣れて行くと、だんだんと量が増えていきます。
人から見るとかなりの酒豪と思われるような状態になっても「これくらい大丈夫。」だと思っています。自分では加減が分かっているつもりだし、いつでもやめられる量だと思っているのです。
気が付いたときには体が依存症の状態になっていて、やめるにやめられない状態になっているのです。
欲求のコントロールが苦手だから
「ほしい!」と思った時に欲求を制御する脳の側坐核というところの働きが弱いADHDは、「お酒が飲みたい!」と思った時にはその欲求をコントロールすることができなくなっています。
そして、お酒を飲んだ時には欲求を満たした満足感でとても幸せな気持ちになっています。勢い余って飲みすぎてしまうという結果になります。
そして翌朝、深く反省するのです。「もう、お酒は飲まない。」強い誓いをたてるけれど、欲求には勝てずやっぱりお酒を飲んでしまう。
次第に自分に対して自信がなくなり、不安感が増していきます。不安感を和らげるために、またお酒を飲んでしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
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