ADHDの失敗は6つの法則を守れば防ぐことができる
ADHDの毎日は失敗の連続です。それは、全て管理不足からくるもの。「時間」「置き場所」「計画」「記憶」「持続」「振り返り」の6つの法則を身に着け、習慣化すると、ADHDの失敗はずいぶん防ぐことができます。
時間の管理
ADHDは遅刻や期限を守れないことが大変多いのではないでしょうか。これは、時間の見積もりが甘いことが原因です。
また、ADHDはつい熱中してしまうので夜更かしの朝寝坊になりがちです。決まった時間に寝て決まった時間に起きるといった基本的な生活リズムを確立することがまず必要です。
- 朝は出勤時間の1時間前に起きる
- 全ての用事は今考えているよりも15分多くかかる時間を見積もる
- スケジュールに余裕を持たせる
まずはこの3つができるようにしましょう。
置き場所の管理
ADHDは片付けが苦手なのに持ち物が多い。その為に必要なときに必要なものが見つからず、いつも探し物をしています。
- 1年以上使っていないものを捨てる
- 定位置を決めてラべリングする
- 物を定位置に戻す
この3つを心がけるだけで探し物をすることが格段に少なくなるはずです。
計画性
ADHDの行動は行き当たりばったりな上、嫌なことは後回しにしてしまいます。結局、急ぎの仕事ができていなくて周囲に迷惑をかけてしまうことになりがちです。
- 今日しなくてはいけないことを書きだす
- 重要なもの、急ぎのものに印をつける
- 重要なものと急ぎのものにかかる時間を多めに見積もる
- 急ぎのもの⇒重要なものの順番に取りかかる順番を決める
なにごとも計画性が大切です。計画を立てる時は、ゆとりを持たせるようにしましょう。
記憶の管理
ADHDは忘れっぽいのです。これはワーキングメモリーが小さいので仕方のないことです。でも、仕事や大切な用事は「仕方ない」ではすみません。
- メモを取る
- メモを見返す習慣をつける
頭で覚えていられないのであれば、脳以外の場所に記録しておくしかありません。ただ、せっかくメモを取っても管理できなければ意味がありません。定期的にメモを見返す習慣をつけたり、付箋を目に付くところに貼っておくなどの工夫が必要です。
持続力
ADHDは飽きっぽいのです。単調な仕事が続くと眠たくなってしまいます。でも、やらなければいけないことは待ってくれません。
- 15分、30分など自分の集中力が持続できる時間を把握する
- 集中力が途切れる前に短い休憩を入れる
- やりきった時のご褒美を決めておく
ADHDは短距離ランナーなのです。消耗したら休んで、気持ちをリセットして、また走り出したらよいのです。
振り返り
今日一日を無事に終えたら、成功したこと、失敗したことを振り返りましょう。成功したことは素直に喜んで自分を褒めてあげましょう。失敗したことにくよくよする必要はありません。
- なぜ上手く行ったのか、なぜ失敗したのか原因を考える
- 成功も失敗も次に生かす
失敗は成功の素、成功は次の成功の素なのです。
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