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ADHDの散らかし癖を治す方法

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ADHDの散らかし癖を治す方法

ADHDの人はとにかく散らかしてしまいます。服を脱いだら脱ぎっぱなし、お菓子を食べたらお菓子の袋はテーブルに置いたまま、鼻をかんだティッシュペーパー、さっきまで読んでいた本など・・・。部屋を見ると、ADHDがどんな行動をとったのか手に取るようにわかるほどです。ADHDの散らかし癖を治す方法を探ってみましょう。

 

ADHDの散らかし癖はなぜおこる?

ADHDが散らかしてしまうのは、今やっている行動の次の行動に気をとられているからです。一般的に何か行動を起こすときは、その行動に意識が集中しているものです。服を着替えているときに、ご飯を食べることは考えていません。でもADHDがあると一つの動作をしながらいろいろなことをしようとしてしまいます。それで、欲求が満たされたとたんに次の行動に移ってしまうのです。

 

ADHDは脳の働きも多動なのです。意識がいろいろなところに移ってしまうため、次々といろいろな行動を起こし、中途半端な状態でものが散乱していきます。

 

「後で片づけようと思っていた」という言い訳をよくしますが、後でしようと思っても記憶の容量が小さいので忘れてしまうのです。

 

一つの動作を完結させる癖をつける

多動な脳の働きを落ち着かせるには、薬の力を借りるのが一番早い方法かもしれません。でも、幼少時から見についた散らかし癖は自分で気を付けて直さなければ治りません。薬を飲んで行動が落ち着いたからと言って、それまでの習慣を薬は治してくれません。

 

一つの動作をおこしたら、片づけをして完結させる。

 

小さなころからお母さんに耳が痛くなるほど言われていたのではないでしょうか?「服を脱いだら洗濯かごに入れる」「鼻をかんだティッシュはゴミ箱に入れる」「食べた食器を洗う」「読んだ本を本棚に戻す」このごく単純なルールを守ることが大切です。

 

そのためには、何か行動を起こすときに一度深呼吸をする癖をつけましょう。深呼吸をして気持ちを落ち着かせて、自分の状況を振り返りましょう。何かやりかけていることはありませんか?今手に持っている本を本棚に戻してから始めましょう。今食べ終わった菓子パンの袋をごみ箱に捨ててから始めましょう。

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