ADHDの過集中対策|過集中と上手に付き合う方法
ADHDは不注意や集中できない症状がある一方で、一度集中したら食事やトイレ、睡眠を忘れるくらい集中しすぎてしまう過集中という症状を持っています。過集中によって生活リズムが崩れたり、他の仕事に悪影響を及ぼしたり、極度の疲労を引き起こしてしまうため、上手にコントロールする必要があります。
過集中のメリットとデメリット
メリット
過集中に陥る時は自分の好きなことをしている時です。好きな仕事、好きな趣味、ゲーム等…。ゲームに過集中するのは何か良い結果が生まれるとはあまり思えませんが、好きな仕事や趣味に過集中の状態で没頭するのは悪いことではありません。かなり良いパフォーマンスを発揮できる可能性が高いからです。
デメリット
ただ、過集中に陥ると、取り組む時間をコントロールできなくなってしまいます。これがすべてのデメリットの原因になります。
過集中のデメリットは・・・。
- 寝不足になる
- 約束の時間を忘れる
- 他の仕事を忘れる
- 食事やトイレに行くのを忘れる
- 過集中後は過度の疲労状態になる
つまり、過集中しているもの以外の生物として必要な活動を忘れてしまっているのです。
強制的に休憩する方法
過集中で取り組む時間をコントロールできれば「過集中」はADHDの強みになるかもしれません。でも、過集中し始めると時計を見たり、行動を自分でコントロールすることが難しくなってしまいます。
ADHDはただでさえ疲労しやすく、過集中の状態でなくても適度に休憩をはさむ必要があります。普段から、50分作業して10分休憩をとるなど、1時間単位でオンとオフのメリハリをつける習慣をつけるのがおすすめの方法です。
時間のコントロールには、アラームを活用するとよいですね。学校のチャイムと同じように、決まった音でオンとオフを切り替える「条件反射」をつくってしまいましょう。
最初のうちは、時間になっても過集中から切り替えが難しいかもしれません。一度集中が途切れると、再び過集中状態に持っていくことが難しいかもしれません。でも、オンとオフの切り替えはADHDにとってとても大切な課題です。根気よく訓練していきましょう。

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