WRAPの活用法1:元気に役立つ道具箱の作り方
ADHDの二次障害を予防するため、また、二次障害になってしまってもそこから回復して元気に社会生活を送って行くためのツールとして、「元気回復プランWRAP」というものがあります。WRAPではまず「いい感じの自分」を保つための「元気に役立つ道具箱」をつくります。
WRAPについて、詳しくはまずこちらの記事をご覧ください。
道具箱の作り方
では、実際に道具箱をつくっていきましょう。
用意するもの
元気に役立つ道具箱を作ります。次の物を用意してください。
- 鉛筆などの筆記用具
- A4またはB5サイズのバインダー
- バインダーのサイズにあったルーズリーフ
- ルーズノートカラー見出し
↑カラー見出しはこういったものです。
道具箱をつくると言っても、工作や木工をするわけではないのでご安心ください。
ここで用意するバインダーがこれからあなたの元気を助ける大切なツールになります。
道具箱の中身:元気になるもの
では、道具箱に中身を入れていきます。
ルーズリーフを一枚取り出し、大きく「元気に役立つ道具箱」と見出しを書きます。そして、その下に「私を元気にしてくれるもの」と小見出しを書きます。
後は、自分が「これをすると元気になる」ということを箇条書きにしていきます。
私だったら。
- 友達とおしゃべりする
- おいしいものを食べる
- 猫と昼寝をする
- 温泉に行く
- 身体を動かす
- 手芸をする
- 悲しい映画を見て泣く
などなど。道具箱の中身は、後日思いついたときに増やして行っても構いません。イラストを書き込んだり、かわいいシールを貼ったりして「見ただけで元気になる」ように工夫してもいいですね。
道具箱の中身:元気を妨げるもの
次に「私の元気を妨げるもの」と小見出しを書き込み、「これをしたら元気がなくなる」「元気がない時にやってはいけないこと」などを書き込みます。
たとえば
- やけ酒・やけ食いをする
- 夜更かしをする
- 気が進まない人付き合いに付き合う
- 仕事をためる
- 嫌なことを後回しにする
- がんばりすぎる
- 夢中になりすぎて時間を忘れる
などです。
道具箱はこれからWRAPをつくって行くときに参照しますから、思いつく限りたくさんかいておいた方がいいでしょう。
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