ADHD力向上委員会

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ADHDが依存症になりやすいのは感覚の問題が影響している

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ADHDが依存症になりやすいのは感覚の問題が影響している

ADHDはお酒、たばこ、ギャンブルなどの依存症になりやすいのです。実はこの理由にも、感覚の問題が関係しているのです。

 

ADHDが依存物質を求める理由

ADHDは好奇心が旺盛で、新しい物好きです。これは、常に刺激を求めているからです。

 

ADHDは刺激を受け取りにくく、常に感覚に対して欲求不満な状態に陥っています。満足できる刺激や安心できる刺激を求めて行くため、刺激をたくさん受け取ることができるものや場所に引き寄せられていきます。

 

ADHDはドーパミンの働きが上手く行っていません。ドーパミンの働きを補うために、刺激のある物質を求めていることもあります。

 

ADHDが煙草を吸った時ADHDではない人よりも強くニコチンの覚醒効果を感じます。煙草だったらまだいいのですが、本格的にドーパミンの働きを補う覚せい剤に出会ってしまったら大変です。

 

ADHDは衝動的で、見通しを持って決断することができません。好奇心のままに覚せい剤に手を出してしまったら、そのまま依存症になってしまいます。

 

依存症にならない対策

刺激を求めるのは、低い覚醒を補うためであったり、感覚刺激が足りないために感じる不安を紛らわすためです。

 

依存物質に頼らなくても、感覚刺激を上手に使って覚醒をあげ、集中力を高めることができます。

 

ゴムボールのような柔らかいボールを握る、健康サンダルで足の裏の触覚を刺激する、バランスボールに乗るなど、いろいろな方法があります。

 

重たいリュックもおすすめのアイテムです。

 

adhdwell.hatenablog.com

 

貧乏ゆすりやペン回しも有効な方法です。

 

adhdwell.hatenablog.com

 

 

安心できる感覚刺激を得ることができれば、依存物質に頼る必要はなくなります。ハンモックに揺られる、抱き枕をぎゅっと抱きしめるなど、安心できる刺激を探してみましょう。

 

 

何より大切なのは、依存症になる前に対策を打つことです。依存症になってしまったら、自分だけでは対処できない問題になります。

 

もし、アルコールや薬物などの依存症で悩んでいるのなら、依存症専門の病院の力を借りる必要があります。

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