ADHDのケアレスミスを無くす方法
ADHDのケアレスミスをなくす方法
ADHDはとにかく仕事でのケアレスミスが多いですね。ケアレスミスを起こす原因はいくつか考えられます。原因別に対処していくと、ケアレスミスをずいぶん減らすことができるでしょう。
意識が甘い
ADHDの全員がそうだとは言いませんが、仕事に対する意識が甘いことはありませんか?「ちょっとくらいミスがあってもいいでしょう。」「発案したことにみんなが賛同してくれたから、後は誰かがやってくれる。」そんな気持ちがのぞくことはありませんか?
ただでさえミスが多いのに、仕事に対する意識が甘いとますます周囲の目は厳しくなります。
- 自分がするべき仕事の範囲を、他の人と確認する。
- 与えられた仕事は責任を持ってやり遂げる。
この2つを怠らないようにしましょう。第三者と自分の仕事の範囲を確認すると、範囲を目測することが苦手なADHDは自分の役割を明確にする事ができます。同時に、「私はこの仕事を確実にやります。」という周囲への公約にもなります。
後は、公約をしっかりと果せばよいのです。大きな仕事をするのが偉いわけではありませんよ。小さな実績をこつこつと積み重ねて行くことが大切なのです。
焦る
予測をつけることが苦手なADHDは、ちょっとしたことですぐに焦ってしまいます。思ったよりも期日まで時間がないとわかったり、誰かに不備を指摘されたり。焦った時はミスが起こりやすくなるものです。
- 仕事の要素を細分化し、要素ごとにスケジュールを立てる
- 予測しないことが起こったら、まず深呼吸して7まで数を数える
時間のせいで焦るのを防ぐには、スケジュールを立てるとよいでしょう。見積もりが難しいADHDは仕事を細分化するとイメージがつきやすくなり、時間が見積もりやすくなります。スケジュールは必ず余裕を持たせることが大切ですよ。
予測しない事態が起こった時は、冷静になることが大切です。深呼吸とともに、声に出して数を数えてみましょう。人は大体7秒たつと、カッとなった気持ちが落ち着くものです。
予測できない事態が起こった時も、作業を細分化しておくと対処がしやすくなります。どの時点までさかのぼって修正したらよいのかなど解決方法が見つけやすくなるからです。
不注意
不注意なのはADHDの特性なので仕方がないのです。不注意で、ミスをするという前提で、ミスを防ぐとよいのです。
- 繰り返し見直しをする
- 誰かにダブルチェックを頼む
見直しをするという癖は仕事でもプライベートでもとにかく癖をつけておくとよいでしょう。スケジュールを立てる時、チェックをする時間も組み込んでおきましょう。チェックするときは、声に出して指さし確認をしながら行うと確実です。
自分の目で見つからないミスも、違う人の目で見ると見つかることがあります。チェックしてくれる人を何人か見つけておきましょう。
忘れる
ADHDは忘れっぽいのです。記憶中枢は自分の頭以外の場所にも作って置きましょう。
- メモ帳を活用する習慣をつける
- ToDoアプリを活用する
- 付箋を貼る
自分なりの方法で記憶を補いましょう。
飽きる・やる気がない
持続力がないのもADHDの特徴です。
- 集中が途切れたら休憩を入れる
- 仕事を細分化し、完了した仕事を積み重ねて行く
「できた!」という気持ちが次の仕事のモチベーションになります。
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