ADHD力向上委員会

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ADHDでも話に集中できるようになる方法

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ADHDでも話に集中できるようになる方法

ADHDは集中が持続せず、いろいろな刺激に注意がむいてしまうため、相手が何を話しているのか聞き取ることが苦手です。大切なことを聞き逃してしまったり、相手の気分を害してしまわないよう、話に集中する方法を考えてみましょう。

 

話している人から注意をそらさない方法

ADHDと話をしていると、どんどん論点がずれていきます。それは、ADHDが話の内容を部分的にしか聞いておらず、聞き取った内容で思いついた返答をするからです。そのため、ADHDを持っている人は「話が通じない」と思われてしまいます。

 

adhdwell.hatenablog.com

 

 

話の内容から注意をそらさないようにするには、話以外の刺激をできるだけシャットアウトする必要があります。

 

まず、話をしている人の真正面に立つようにします。人の声は前に向かって広がって行くので、話している人の前に立っている方が聞き取りやすくなります。

 

話している人の口元を見ます。視覚が話と関係のない刺激を受け取らないようにするためです。目を見ても良いのですが、日本人はシャイなので、あまり目を凝視すると相手が引いてしまう可能性があります。それに、話をしていると口は動いているのでADHDにとっては「動いているものが視界に入る」ということが適度な刺激になります。

 

視覚と聴覚が話し相手に向かっていれば、話の内容が頭に入りやすくなります。

 

多動性が強い人は、じっと話を聞いているだけで苦痛を感じてしまうかもしれません。だからと言って貧乏ゆすりなどをはじめたら相手は気分を害してしまう可能性があります。

 

貧乏ゆすりやペン回しをしてしまうのは、感覚入力がたりないと感じているからです。多動性のあるADHDは動いていないと集中できないのです。

 

動きたいという欲求を叶えるために、手のひらサイズの柔らかいボールや感覚グッズをこっそり触って触覚刺激を入れてあげるとじっとしていても相手の話に集中できるようになります。

 

 

ムゲンエダマメ

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話の内容から注意をそらさない方法

相手の正面に立ち、相手の顔(口元)を見つめて相手に集中していても、頭の中で違うことを考えてしまっては意味がありません。相手の話を理解しようと思ったら、相手の話に関心を持ち続ける必要があります。

 

相手の話した内容の要点を復唱する癖をつけると、話をしっかり聞けるようになります。要点をまとめるのが難しければ、最初は話に出たキーワードの復唱でも構いません。ただ、復唱する内容は話の要点に関係するものでなければ話がずれて行ってしまいます。

 

相槌を打ってくれると、相手も話が楽しくなってくるでしょう。声のトーンに抑揚が出てくるとADHDも話し相手に関心を向けやすくなります。ただ、話し相手も盛り上がって話が脱線しだしたら、ADHDのある人はもう話の要点を見失うことになってしまいそうですが・・・。

 

もし、話が単なる会話ではなく、仕事などの大切な伝達事項であれば、その場でメモをしっかり取るようにしましょう。

 

adhdwell.hatenablog.com

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