ADHDの怒りのコントロール1:ADHDはキレやすい?カッとなった時の対処法
ADHDの怒りのコントロール1:ADHDはキレやすい?カッとなった時の対処法
ADHDの衝動性は行動だけではなく、感情にも現れます。ADHDの特性を持った人の中には些細なことで切れやすく、時には激しく怒り狂ったり暴力を振るってしまう人もいます。
怒りの爆発は対人関係を崩してしまいます。爆発が大きければ大きいほどお互いの傷は大きくなります。
では、カッとなった時に行動化しないで済む対処法はあるのでしょうか?
カッとなった時の対処法
怒りの感情は急激に6秒でピークに達し、その後は急激に治まっていきます。
カッとなった時キレないコツは、この6秒の間に行動を起こさないことです。
相手の言葉や行動で腹が立ったとしても、6秒間はなんとか我慢するようにしましょう。
6秒を乗り切るルーティーンを身に着ける
「たった6秒を乗り切るだけなら、誰にだってできる。」と思うかもしれません。でもADHDの脳はキレやすく、行動を抑制しにくいという特性を持っています。自分が思っているよりも、自分の怒りはコントロールしにくいのだという自覚が必要です。
カッとなった時に、すぐに行動化しないためのルーティーンを作って置きましょう。
次のような方法がおすすめです。
- 数を数える
- 頭の中で歌を歌う
- 呪文を唱える
数を数えるのが一番簡単な方法ですが、怒りを感じた時に頭に思い浮かべる歌を作って置くのもお勧めの方法です。
できるだけ、気持ちが穏やかになる曲がいいですね。好きなアーティストのバラードとか。昔から聞いていたアニメソングなんかもすぐに頭に思い浮かべやすいかもしれません。
「アンパンマンのテーマ」とか。
考えないですぐに思いつくワンフレーズを機嫌のよい時に繰り返し鼻歌で歌っておくといざというときに役に立ちますよ。
呪文は、単純で怒りを忘れるイメージのものがいいですね。
「怒らない、怒らない。」でもいいですが「ワジらんけ、ワジらんけ。」なんてどうでしょう。沖縄弁で「怒らない、怒らない。」という意味です。
「怒るにゃ、怒るにゃ。」とネコ語で自分に言い聞かせてもいいかもしれません。猫の映像が頭に浮かんで、癒し効果が期待できるかも・・・。
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