ADHDの7割が併存障害を持っている
ADHDの7割が併存障害を持っている
ADHDは発達障害などの別の障害を併せ持っていることが多いといわれています。また、ADHDの生きずらさが原因になり、うつ病などの合併症をおこしてしまうケースも多いのです。
併存障害ってなに?
併存障害には併存症と合併症(二次障害)の二つの種類があります。
併存症は、ある病気や障害が起こった時に同時に発生する別の病気や障害の事です。ADHDは先天的な障害なので、ADHDとは別の生まれ持っての障害があるということです。
合併症(二次障害)はもともとあった病気や障害が発端になっておこる別の病気や障害です。
ADHDによくある併存症は?
ADHDによく見られる併存症には次のような障害があります。
- 学習障害:知的な遅れがないのに「読む」「書く」「計算」などの学習能力の習得に著しい困難を示す障害
- 自閉症スペクトラム:アスペルガー症候群など、「社会性の障害」「言語コミュニケーションの障害」「創造力の障害」がある。
- てんかん:脳の神経の興奮により意識消失やけいれん発作が起こる
- 強迫性障害:無意味だとわかっているのに過剰な心配や特定の行為を繰り返す
- トゥレット障害:チック症状が一年以上続く遺伝性の障害
ADHDにおこりやすい合併症は?
ADHDの特徴により社会適応が困難な状態が続くと、様々な合併症をおこしやすくなります。
- 反抗挑戦性障害:周囲に対して反抗的な態度をとったり、わざと大人を怒らせようとする
- 行為障害(素行障害):暴力行為・破壊行為・違法行為をおこす
- 不安障害:著しい不安感に苛まれ、体調不良などをおこす
- うつ病:気分の落ち込みや思考能力の低下などの精神症状がおこる
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