ADHDの怒りのコントロール7:「タイムアウト」で怒りの現場からスマートに立ち去ろう
ADHDの怒りのコントロール7:「タイムアウト」で怒りの現場からスマートに立ち去ろう
こう着状態の話し合いや、何度繰り返しても上手く行かない作業など、イライラがどんどん溜まってくるような場面は日常生活においてよくあることです。イライラが怒りに変わって爆発してしまう前に、その場を上手く離れる習慣を身につけましょう。
アンガーコントロールでの「タイムアウト」という考え方
バレーボールなど、スポーツの試合でこう着状態になっている時や、相手のペースに巻き込まれてしまっているとき監督が「タイム」をかけて試合を中断します。「タイムアウト」の時間をつくることでヒートアップしている状態から一度冷静な状態を作り、もう一度落ち着いて試合に望むきっかけをつくるのです。
スポーツの試合でなくても、こう着状態になったり、どんどん悪い方向へ向いてしまっているような事態に陥ることはよくあります。
話し合いで意見が対立したり、よいアイデアが生まれなくて話が前に進まないとき。いつもはスムーズに行く作業が今日に限って失敗続きで何をやっても上手く行きそうにない時。
そう言うときは頑張れば頑張るほどイライラしていきます。良い結果を望んで努力するほど空回りをしてしまい、残念な結果に直面してしまうからです。
そんな時は、バレーボールの試合と同じように「タイムアウト」をとりましょう。
スマートに「タイムアウト」する方法
「タイムアウト」をとろうとするあまり、唐突にその場から離れるのはマナー違反です。かといって、皆が真剣に話し合っているミーティング中に「ちょっと頭を冷やしてきます。」というのも勇気がいりますよね。
でも、こう着状態のときは、みんな程度の差はあれどちょっとイライラもやもやした気持ちになっているのかもしれません。
「ちょっとお茶でも飲んで休憩しませんか?」
そんな提案をしたら、みんな喜んで受け入れてくれるかもしれませんね。
「暑くないですか?」と声を掛けて窓を開けたり空調の操作をするだけでも気持ちが切り換えられます。
飴やちょっとしたお菓子を配るのもいいですね。
どうしてもイライラしてきて、すぐにその場から離れないとだめだというときは、「ちょっと気分がすぐれないので退室してもいいですか?」と一声かけてからその場を離れましょう。
「タイムアウト」中の行動
「タイムアウト」の時間を上手く作れたら、できれば一人の時間をつくってリラックスする行動をとりましょう。
- 深呼吸をする
- ストレッチをする
- ゆっくりとした音楽を聴く
「タイムアウト」はヒートアップしそうな気持を落ち着かせるための時間です。
間違えても、引っかかった言葉を思い出してイライラを膨らませてはいけません。大きな声を出したり、激しい動きをすると発散できるような気がしますが、交感神経が働いて怒りやすい状態になってしまうのでお勧めできません。
気持ちを落ち着かせたら、いいアイデアが浮かんでくるかもしれませんよ。
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