ADHDが洗濯物を畳めないのはなぜ?
ADHDは洗濯物を畳めないのはなぜ?
ADHDを持っている人は、洗濯物を畳むのが苦手ではありませんか?みんな「面倒くさがりだから」だと思っているかもしれないけれど、実はもっと深い理由があるのです。
空間認知能力が低い
ADHDの人は空間認知能力が低い人が多いのです。
空間認知能力とは、目の前にあるものが「どんな形をしていて」「どんな大きさで」「どんな形状で」「どんな位置関係にあるか」など、3次元的空間のどの位置関係にあるのかを認識する能力です。
洗濯物って、とても複雑な形をしていますよね。腕がついていたり、足がついていたり、ひもがついていたり、前開きになっていたり。
空間認知能力の低いADHDにとっては、洗濯物がとても難解なパズルのように見えるのです。胴体からひょろひょろ伸びている長袖をどうやったらきれいに畳めるのか、頭の中で想像するのがとても難しいのです。
そんな難解なパズルを延々と解き続けると思うとうんざりしてしまいます。飽きっぽいADHDにとって、洗濯物は学生時代の数学の宿題のようなものです。
洗濯物を畳むコツ
フェイスタオルやバスタオルなら、あまり困らずに畳めるのではないでしょうか?
複雑な形をしているものはできるだけシンプルな形にしてしまえばいいのです。袖はどんな形でもいいから胴に向かって畳んでしまって、まず長方形にしてしまいましょう。後は、長方形を小さく折りたためばよいのです。
どうしても難しいと思う人には、洗濯物を畳む便利グッズを利用するのも良いでしょう。
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畳まなくていい収納もアリ
畳まないという選択があってもいいのではないでしょうか?しわにならない物なら籠に投げ込んでしまう、しわになっては困るものならクローゼットにつるしておくなど。つるしておくのなら、洗濯物が乾いたらベランダからクローゼットへ直行です。
「畳む」というワンクッションを置かないので、散らからずに済みますよ。
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