ADHDの洗濯術|苦手な洗濯をルーチン化する方法
ADHDの洗濯術|苦手な洗濯をルーチン化する方法
洗濯は、洗う⇒干す⇒取り込む⇒畳む⇒しまう、という少なくても5つの工程が存在します。しかも、片付けても片付けても毎日洗濯物は発生します。家事の中でも洗濯が一番苦手だというADHDさんは多いようです。
毎日決まった時間にやる
一人暮らしの人は洗濯物はあまりたまらないかもしれません。でも、「洗濯物がたまったら洗濯しよう」というスタンスでは、ADHDは「着るものがない!」という状態になるまで洗濯しない可能性があります。
洗濯物がたくさんたまってしまったら、かえって億劫になって先延ばしをしてしまいます。それに、たくさんの洗濯物を干したり畳んだりするのは先を見通せないADHDにとってかなり苦痛なことです。
ADHDの行動は、「やるべきことをルーチン化する」に限ります。
洗濯は少量でも毎日決まった時間にしましょう。
少量ずつの方が、干すのも畳むのも片付けるのも楽です。
おすすめなのが、入浴と洗濯を同じタイミングでやってしまうことです。
- 服を脱いで洗濯機に入れる
- スピードコースで洗濯する
- お風呂にゆっくり入る
- お風呂から出る時には洗濯が終わっている
- パジャマを着る
- 乾いている洗濯物を取り込み洗濯物を干す
洗濯機は脱衣所にあることが多いので、お風呂の時は嫌でも洗濯機が目に入ります。目に付いたものは忘れにくいのでついでにやってしまいましょう。
工程を簡略化する
洗濯物を畳むのはADHDには苦痛なことのようです。
だから、畳まなくてもいいようにハンガーにかけたままクローゼットに直行させたらどうでしょう?もしくは、Tシャツなどしわになりにくいものや下着類は籠や引き出しに放り込んでおくだけにするなど苦手な行動を省いてしまうといいのです。
洗濯物は部屋干しにしたほうがいいですよ。
洗濯物を干していることを忘れてしまって、雨にぬらしてしまうかもしれません。外に干してあると洗濯物が見えないので取り込むことを忘れてしまうかもしれません。
乾燥機能のある浴室なら、洗濯物は浴室に干しましょう。脱衣所に洗濯物を干すコーナーをつくってしまうと、入浴+洗濯という行為が同じスペースでできるのでさらにルーチン化しやすくなります。
「適当でいい」ことを認める
色柄物を分類したり、手洗いの物を別に洗ったり、きれいに畳んできれいに収納できたら、それに越したことはありません。
でも、「完璧」にこだわって億劫になり、洗濯物をためてしまうくらいなら、「適当でいい」から毎日洗濯をしたほうが気持ちも行動も楽になります。
室内干しで洗濯が乾きにくいのなら、風を当てるといいですよ。
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